2012年9月12日水曜日

「手描室」番外編 水浜の絵を描いてケライン

日の出
震災前の水浜「日の出」
  2月に石巻のYAさんを訪ねたおり、「震災前の水浜の絵を描いてほしい」と言われた。(水浜: YAさんのふるさと石巻市雄勝町水浜)
  2006年に訪ねたとき、その景色にほれ込んでパノラマ写真を撮ってあったので、それをもとに描くことにした。いつものように、調子が悪いのなんのとグダグダして半年、8月の初めになって、ぼちぼちとりかかった。

  テーマは「日の出」、朝日をあびてかがやく岬と海と家並みを描きたかった。写真の中の家と船を、こつこつ全て描きこんで、かれこれひと月。やっと形がつき、われながら結構辛抱強いジャンと思う。今まで描いた絵は1~2日、長くて4日だった。
  光る海は、紙の地をそのままにしたが、盛り上がったようになって落ちつかない。S先生に「神頼み」と思ったが、お留守だった。そこで、ビューティーBJ氏のいう「筆を洗って汚れたような水」で薄く塗ったら、すこし落ちついた。

  悲しいできごとだが、この絵に描かれた家も船も、流されて今はない。復興の日の出がまちどおしい。